会の沿革

会の沿革

本会は昭和26年に結成されました。結成前の昭和22年、連合軍総司令部いわ
ゆるGHQはあんま・はり・灸を非科学的であり、不衛生的であるという理由から禁止しようといたしました。鍼灸マッサージ業界にとっては寝耳に水、まさに青天の霹靂でした。
 この死活問題に全国の業界有志が東京へ集まり、60余日に亘る請願・陳情・デモ・座り込みなどの存続運動を展開いたしました。結果、GHQは「あんま・はり・灸は禁止せず」とし、終戦までの按摩術・鍼術・灸術営業取締規則は昭和23年に営業法として施行されました。
 古来より、人々に親しまれてきたあんま・はり・灸術はその歴史上の一番の危機をこのようにして乗り越えてきました。そして昭和26年、くしくも本会が誕生した年に営業法は身分法へと改められております。

 昭和26年5月18日、県下の鍼灸マッサージ師が鹿児島市に集まり、すでに結成されていた鹿児島市鍼灸あんまマッサージ師会を基盤とし、鹿児島県鍼灸師会から分離する形で「鹿児島県鍼灸あんまマッサージ師会」が結成されました。会員数約80名での船出でした。

 ここから半世紀以上にわたり、休会や再建発足、健康保険運動などの様々な変遷を経ることになります。

 鍼灸マッサージは保険が使えない。又、使えたとしても療養費支給制度という患者にとってわかりづらい手続きの面倒な「現金払い戻し」の制度です。このような不便の中、昭和48年全国に先駆けて政管健保(現・協会けんぽ)の療養費受領委任という画期的な特例措置が鹿児島県で始まりました。当時の県知事の英断によるものでした。後にこの特例措置は全国に波紋を投じることになり、厚生省保険局による廃止の方向が色濃くなってきます。
 昭和58年、県知事・県保険課長との再度の交渉の結果「民法第643条に基づく第三者委任行為として容認する」という紆余曲折の経緯をたどります。
 鍼灸マッサージの保険治療は医師の同意書添付、対象疾患の限定等いろいろな制約があります。その取り扱いは一部にすぎませんが、民法第643条に基づく代理受領の方法は煩雑な申請手続きから市民・患者を解放しております。

 昭和56年、社団法人設立の認可を得ます。会員数260名の「社団法人鹿児島県鍼灸マッサージ師会」の誕生です。

 平成2年4月、活動の拠点として本会会館並びに事務所を鹿児島市草牟田町に開設しております。しかし、この会館も平成5年いわゆる8・6水害で床上浸水120㎝という大被害を被っております。重要書類・備品等全てが流出し、その復旧に多大なる労力と費用を要したことは言うまでもありません。

 平成2年12月、県知事が行なうはり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師資格試験は法改正により国家試験になったのを受けて、厚生大臣指定講習会を6ヶ月間開催いたしました。第2回目は平成4年6月から同じく6ヶ月間開催しております。この大がかりな事業は関係7団体が協力し、受講者は県内604名を数えました。

 平成3年に、創立40周年・法人化10周年の記念式典を挙行し、多くの方々に祝っていただきました。

 平成4年から、離島をはじめ県内の医療機関の少ない地域を対象に、治療奉仕活動が始まり、現在も町村役場の協力を得て20数名で毎年行なわれております

 平成5年1月、会報「三療かごしま」が創刊され、現在は業界の県内情報誌として年2回、表・裏カラー刷りの約30ページ、会員を始め医療関係者や一般の方々にも配布しております。

 平成5年より組織の強化・拡充と会員の親睦を目的に一泊研修旅行が始まり、10周年記念の折には、会員とその家族27名でホンコン・マカオへ3泊4日の研修旅行を行なっております。

 平成6年に厚生省ゴールドプラン10ヵ年計画に伴う「在宅ケア委員会」が本会に設置され、この委員会がキッカケとなり保険研修会が始まりました。このころから健康保険や各種保険の取り扱いが増え、いわゆる「往療鍼灸マッサージ」も盛んになり、労災保険・生活保護法・自動車保険の取り扱いが始まりました。現在その年間取扱高は九州で一,二位、全国でも十数位に位置するところまで成長しております。

 平成8年、20数年にわたり続けられてきた本会の県民公開講座は、鹿児島市医師会等が行なう “市民健康まつり “に加わることに移行、その「マッサージ体験コーナー」は長蛇の列ができるほど好評を得ております。

 平成13年6月(会員数205名)、創立50周年・法人化20周年の記念式典を盛大に挙行し、会歌も作られました。また、記念事業として会員とその家族18名でアメリカ西海岸・韓国へ6泊7日の研修旅行を行なっております。

 平成16年、ホームページを開設、主に本会の活動内容を一般の皆様や鍼灸マッサージ師の方々に情報提供する窓口として公開しております。当初から一貫して会員の手作りによる運営・更新をしております。

 平成18年に本会会館は全面的に改築されました。従来から敷地は90坪、平屋の36建坪ですが、30畳の大ホールを作っております。

 平成20年10月、第21回全国健康福祉祭(ねんりんピック)が鹿児島県で開催されました。半世紀に一度の機会です。
 二日間にわたり延べ160人の会員が県下14会場で2,100余名の選手・関係者・一般客にマッサージやはりを施術本会始まって以来の大規模なボランティア事業となりました。
平成22年4月、念願だった公益社団法人への移行を果たしております。業界では全国で1番目、鹿児島県内の財団・社団法人では3番目の早期移行でした。
 平成22年11月、創立60周年記念事業として台湾4日間の研修旅行を実施、会員の交流を深めました。
 平成23年6月、創立60周年記念式典・講演・祝賀会を盛大に挙行いたしました。記念講演は講談師、室井琴調師匠による現在の鍼法の祖「杉山和一検校」のお話でした。また、同8月には60周年記念誌「気張いやんせ!加勢しもんど!」発行しております。
 平成23年度より生涯研修会を年6回に拡充するとともに、一般の方々もその聴講をすることができます。
 平成25年9月、2020東京オリンピックが決定し、その平成32年には鹿児島での国体も開催されます。
 鍼灸マッサージ師による選手サポートを行えるように本会会員の技術向上などの対策を進めております。